シューズの変化
看護師さんは、常に立ち仕事である上に何かあると急いで病室などに駆けこまなければならない過酷な仕事です。そのため、白衣に関しても機能性を重視したデザインのものが普及し、今やパンツスタイルも普通になってきましたが、ナースシューズに関しても変遷はあります。
袴と洋装混合型の白衣が登場した明治時代からは、しばらく草履で仕事をすることが多かったそうです。おそらくは、靴という文化自体が浸透していなかったためと思われます。そして、昭和初期になってバレエシューズのような平坦な靴が登場し、そこからさまざまな変遷を遂げます。
ワンピース型の白衣主流であった頃は、パンプスやサンダルといった形が主でした。機能性もさることながら、ワンピースとのバランスを考えてのことでしょう。しかし、固い病院の廊下をカツカツいわせて歩くことに対しては批判の声もあり、徐々にその衝撃を和らげながら立ち仕事でも辛くないナースサンダルが普及していきます。
そして、パンツスタイルが増加してきた昨今、さらなる機能性と動きやすさを追求し、スニーカータイプの商品も出てきました。軽くて履きやすくて走りやすいという、パンツスタイルの利点についていったような形ともいえます。
ナースグッズ通販サイトには、かわいいデザインのスニーカー型シューズもたくさん取り扱われています。