ユニフォーム
看護師のユニフォ-ム・白衣は、日本で一番最初に登場したのは明治時代といわれます。西洋医学を取り入れ始めた時期でありながら時代は過渡期であったため、ワンピースとも袴ともつかないデザイン。下は袴状であったため、くるぶしまで隠れる長い丈でした。
しかし、この長い丈が衛生上問題があると指摘された昭和初期、「床上9寸」という寸法に定められ、少し丈を短くしたものが登場しました。その後、デザインも徐々に洋装へと変化し、機能性を重視してスカートや袖丈がどんどんすっきりしてきます。
昭和20年代前後からナースキャップの形が取りいれられます。そうしてシルエットもどんどんコンパクトになっていき、機能性と衛生面を配慮したワンピース型の変遷があったのです。また、色に関しても「白衣」と言いながらピンクやブルーなど清潔感のある薄い色合いのものも増えてきました。
そして今、さらなる機能性を重視したパンツスタイルが登場。今ではパンツスタイルの看護師さんも珍しくなくなってきました。これは、多忙になってきた看護師さんの動きを少しでも妨げないようにしようという動きであるとも考えられます。
ナースグッズ通販サイトでは、むしろパンツスタイルの方が主流になっている向きもあり、時代とともにニーズも変わってきていることがわかります。